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緊 急 情 報

2 0 1 0 年 緊 急 情 報

 

平成22年11月5日

安全情報 No26/2010
置き引き・スリ犯罪の増加について


1. 事件内容

 カラカス首都区では,凶悪犯罪の発生が依然として後を絶ちませんが,一方で置き引きやスリの被害も同様に多発しています。今年に入って次のような被害が発生しています。

(1)2月21日(日)、午後5時頃、カラカス首都区チャカオ市ラ・カステジャーナ地区の文化会館で邦人女性が、椅子の上に置いていたハンドバッグの置き引き被害に遭った。

(2)4月15日午後1時20分頃,邦人女性がカラカス首都区内の地下鉄車内において肩からかけていたリュックサック内から,携帯電話を盗まれる被害に遭った。

(3)4月16日午後4時頃,邦人女性がカラカス首都区内のショッピングセンター内において移動中,肩からかけていたショルダーバックのファスナーを開けられ,中から財布(現金約160ボリバル在中)を盗まれる被害に遭った。

(4)10月29日午後3時頃,カラカス首都区のショッピングセンター内において移動中,肩からかけていたウエストポーチのファスナーを開けられ,中から財布(現金約300ボリ等)を盗まれる被害に遭った。

 

2.注意事項

 地下鉄車内や駅構内またショッピングセンター等,不特定多数の人が集まる場所で,置き引きやスリの被害が多発していますので下記のことに注意してください。

(1)地下鉄車内や駅構内は,置き引きやスリ以外にも強盗等の凶悪事件が多数発生していますので,極力利用しないようにして下さい。やむを得ず利用する場合は,

 ・単独での利用は避ける。

 ・エスカレータでは後方からのスリに注意する(身動きが取れないため)。

 ・階段ではひったくりに注意する(特に一瞬人気が無くなった時に被害に遭いやすい)

(2)ショッピングセンターでは,常に周囲の人の動き(特に後方に同じ人が歩いていないか)に注意して下さい。また,トイレを利用する場合,出口周辺に不審な人がいないか,また付けてくる人がいないか注意して下さい。

(3)鞄やウエストポーチは背中にかけた状態で絶対に移動しないで下さい。

(4)荷物を置いたままその場所を離れることは,例え短時間でも絶対にしないで下さい。

 レストラン等でも席を離れるときは,荷物を持ったまま離れるようにして下さい。

 

 

平成22年11月5日

安全情報 No25/2010
マイケティア国際空港における事件増加について


1. 事件内容

 10月末,マイケティア国際空港国内線ターミナル駐車場において銃撃戦があり,男性1人が死亡する事件がありました。この事件では,合計34発もの発砲がありましたが,事件そのものは偶発的な殺人事件ではなく,別の詐欺事件が絡んでいるようです。

 しかし,この他にも同空港では最近けん銃を使用した強盗事件が続発しています。

 9月8日には,国際線ターミナル内の銀行から現金を引き出した被害者が警護員と共に駐車場に向かっていたところ,けん銃を所持した3人組の強盗犯に襲われ警護員との間で銃撃戦となる事件が発生しました。更には,ドミニカ国籍の旅行者2名が空港で誘拐され,高級腕時計,現金500米ドル,カメラ等を強奪され,空港近くで解放される事件も発生しました。

 

2.注意事項

 同空港は,国家警備軍(GN)及び内務司法省科学・刑事犯罪捜査機関(CICPC)が治安維持にあたっていますが,かれらは麻薬関連の捜査を行うのが精一杯で,空港施設外の安全まで確保できないのが現状です。従いまして,同空港を利用するときは下記のことに注意して下さい。

(1)同空港では,国際線ターミナルの方が,外貨を持った外国人が多く出入りしていることから犯罪者が多く潜んでいると言われています。国際線を利用するときは,派手な服装や装飾品(ネックレス,ピアス,腕時計等)は身に付けないようにして下さい。

(2)単独での空港利用や早朝・深夜便の利用は極力控えて下さい。また,出迎えるときは、早めに空港に着き,来訪者を出口ゲートで必ず出迎えるようにして下さい(来訪者が先に到着した場合,犯罪者からターゲットとして目を付けられる可能性が高くなります)。

(3)出国カードを記入するときは,スリや置き引きに十分注意して下さい。

(4)やむを得ずタクシーを利用するときは,空港タクシー(黒色4輪駆動車・ターミナル内にカウンター有り)を利用するようにして下さい。

(5)空港からカラカスに向かう高速道路では周囲の車に注意して下さい。最近,数台の自動車と数台のオートバイがグループとなり,通行車両を取り囲むようにして強制停止させ,けん銃を突きつけ現金等を強奪或いは誘拐する犯罪が発生しています。不審な車が付いてきていないか,特にトンネル手前では注意して下さい。車を運転されるとき,一定の速度で走行を続けず,時々速度を変えて周囲の車の動きを確認する方法もあります。

 

 

平成22年10月25日

安全情報 No24/2010
(銃撃戦事件の発生について)


1. 事件内容

 10月23日(土)午前10時30分頃,カラカス首都区チャカオ市カントリークラブ地区にある日本大使公邸近くの交差点で発砲事件がありました。目撃者等からの情報によると,バイクと自動車に乗車していた者同士で10発程の銃撃戦があり,双方とも負傷はなく,お互いにそれぞれへ逃走した模様です。

 治安当局の情報では,犯人は逮捕されているとのことですが,犯行の動機等詳細については現在不明です。

 

2. 注意事項

1)最近,カントリークラブ地区での治安が急速に悪化しており,国家警備軍が今回の発砲事件を受けて日本大使公邸東側交差点に治安部隊の詰め所を設置しました。同詰め所では数名の警察官が朝から午後11時頃まで常駐し,付近一帯の警戒を開始していますが,深夜は不在となります。また,パトロール等で不在の場合もありますので,付近を通行される方は十分注意をして下さい。

(2)同地区や周辺の高速道路入口等で不審な4輪駆動車(チェロキー・ナンバー無し)が目撃されています。この他,ベネズエラでは二人乗りのオートバイも犯行に使用されていますので,これらの車については十分注意して下さい。

      具体的には,

     ・  通行車両を監視するような位置で道路脇に駐車している。

       追い抜き様に,こちらの車内をのぞき込む。

     ・  対向で走ってきたのに,後方で転回して後をついてくる。

       同じ車が後ろを走っている。

   等に注意して下さい。

 

 

平成22年8月27日

安全情報 No23/2010
(強盗致傷事件の発生について)


1. 事件内容

(1)8月30日(月)午後8時30分頃,カラカス首都区リベルタドール市ラ・バンデラのバスターミナル付近路上において,邦人旅行者(男性)がシウダーボリバル市行きのバスを探していたところ,4人組の男に囲まれ現金を要求されました。旅行者の男性が抵抗したところ,4人組の内の1人にけん銃で頭部を数回殴打され,更に銃口を顔面に向け突きつけられ,他の3人が羽交い締めにされて旅券,現金,カメラ,パソコン等を強奪されました。

 被害者の男性は,頭部より出血していたため,周囲の人が救急車を呼び病院へ搬送されましたが頭部を縫う大怪我をしました。

(2)このバスターミナルでは,5月29日午後7時30分頃にも,邦人旅行者(女性)がバイクに乗った二人組の男から鞄を強奪され負傷する事件が発生しています。

2. 注意事項

(1)現場となったバスターミナルは,カラカスからブラジルやコロンビア等隣国へ向かう長距離バスやベネズエラ国内の観光地であるエンジェル・フォールへの中継地となるシウダボリバル市等へ向かうバスの発着点となる巨大バスターミナルです。しかし,このバスターミナル周辺の治安は劣悪で,昼間帯は人通りの姿はありますが,夜間(午後8時以降)は全く人の行き交う姿はなく,地元のベネズエラ人ですら近寄らないほど危険な地域です。従って,在留邦人及び日本からの旅行者の方でこのバスターミナルの利用を考えておられる方は,昼間の時間帯以外の利用は極力避けてください。

(2)日本からの旅行者の方で,カラカスからブラジル,コロンビア又はエンジェル・フォール方面への移動を検討されている方は,マイケティア国際空港から国際線又は国内線を利用して直接移動されることをお勧めします。

 

 

平成22年8月27日

安全情報 No22/2010
反政府派デモ行進の実施について

  首都圏警察からの情報によりますと、明日8月28日(土)反政府派のデモ行進が予定されております。

デモ行進に関する交通規制については、今のところ実施するとの情報は入っておりませんが、会場周辺各道路の交通渋滞等が予想されますので、邦人の皆様方におかれましては、下記方面への外出を控えることをお勧め致します。

 

1.    1.反政府派デモ

 (1)実施日時

    集合時間:8月28日(土)午前8時00分

    集合場所:リベルタドール市 プラザ・ベネズエラ

    行進開始時間:8月28日(土)午前9時00分 

( (2)行進ルート

     プラザ・ベネズエラ〜カサノバ通り〜チャカイート〜フランシスコ・ミランダ通り〜ボレイタショッピングセンター         

 

2.参加団体

  女性解放のNGO団体

 

3.参加人数

   約200人

 

4.参加目的

  団結と平和

 

5.警備体制

 (イ)首都圏警察   約200名

 (ロ)チャカオ警察  約 50名

 (ニ)スクレ警察   約 50名

 (ホ)救急車        2台

 

 

平成22年6月17日

安全情報 No19/2010
(けん銃使用自動車強盗未遂事件の発生について)

1. 事件内容

(1)6月14日(月)午後9時30分ころ、カラカス首都区チャカオ市の高速道路(通称コタミル)カステジャーナインターセントロ方面入口を自動車で通行中,後方から追尾してきた4WD車(白色・チェロキー・ナンバープレート無し)が強引に追い抜き,被害車両の行く手を塞ぐように停止しました。

 同車両からけん銃を所持した男4人が降車してきたため,被害者は急発進で後退し,その場から立ち去ったため難を逃れました。

(2)被害者がチャカオ警察署に通報したところ,この4WD車は以前から同様の強盗事件の関係車両として度々通報されているとのことでした。

2.注意事項

(1)以前は,犯罪者は古い車を使うことが多かったですが,最近は犯罪で得た現金等で高性能の高級車を購入し,犯行に及ぶ傾向があります。4WD車は少々の段差等悪路でも通行が出来るため犯罪者は好んで使用していますので,特に注意してください。

(2)今回の事件は,コタミルに入る2本くらい手前の道路から追尾をしてきたようです。夜間のコタミルは,道も空いているため早く帰宅することができますが,高速道路は逃げ道がない,通行量が少ない,大きな音がしても周りが気付かない等,かえって危険な状況にもなります。夜間は可能な限り,フランシスコ・デ・ミランダ通り等の大きな主要幹線を利用する方が安全と考えられます。

 

 

平成22年6月10日                          

安全情報 No.18/2010

(けん銃使用強盗事件の発生について)

1.事件内容

(1)4月16日(金)午前8時ころ、カラカス首都区リベルタドール市SAIME付近路上において,邦人男性が男7人組による強盗事件の被害に遭いました。犯人グループの1名がけん銃を被害者に示して抵抗させなくし,残る6人が被害者の手足を押さえ,財布等を強奪しました。

(2)5月末頃,カラカス首都区チャカオ市内の高速道路上で,邦人男性が渋滞のため停止していたところ,両サイドに男が乗車したオートバイが停止し,運転席側の男が被害者にけん銃を突きつけ,財布等を強奪しました。

2.注意事項

(1)最近の傾向として,夜間よりも昼間帯の方が,犯罪件数は多く発生しています。従いまして,昼間帯であっても極力一人歩きは避けるようにして下さい。特に,リベルタドール市セントロ地区周辺は,必ず複数で行動するようにして下さい。

(2)このような犯罪被害に遭遇した場合は,決して抵抗しないで下さい。抵抗した場合,犯人はけん銃を発砲する可能性があります。また,財布等を取り出す際,不用意に財布等を入れているポケット等に手を動かすと,けん銃等の武器を取りだすと勘違いされ,発砲される場合もあります。必ず,相手に現金等を取り出すことをアピールした上で取り出すようにして下さい。

(3)万が一の場合を考え,現金は小分けにして持ち歩くようにして下さい。また,腕時計は電話の時計機能を使用するなどして持ち歩かないことをお勧めします。

(4)高価な携帯電話は,転売目的のため被害品として狙われます。特にブラックベリー等高価な携帯電話は,外見上携帯していることがわからないような形で所持するようにして下さい。

 

 

平成22年5月26日

安全情報 No.17/2010

( 学生デモ行進の実施について)

 首都圏警察からの情報によりますと、5月27日(木)学生のデモ行進が予定されております。

 デモ行進に関する交通規制については、今のところ実施するとの情報は入っておりませんが、会場周辺各道路の交通渋滞等が予想されますので、邦人の皆様方におかれましては、下記方面への外出を控えることをお勧め致します。

1. 学生デモ

(1)実施日時

   集合時間:5月27日(木)午前8時00分

   集合場所:リベルタドール市 ベネズエラ中央大学内広場

   行進開始時間:5月27日(木)午前10時00分

(2)行進ルート

   ベネズエラ中央大学〜ベネズエラ広場〜コロン通り〜メヒィコ通り〜ウニベルシダ通り〜ボルサ交差点〜カルメリタス交差点〜教育省

2.参加団体

  大学生

3.参加人数

   約600人

4.参加目的

  大学の予算確保及び大学自治権の尊重

5.警備体制

 (イ)首都圏警察   約300名

 (ロ)放水車        1台

 (ハ)救急車        2台

 

 

平成22年5月12日

安全情報 No.16/2010 (窃盗事件 の発生について)

 
1.事件内容

(1)4月15日(木)午後1時20分ころ、カラカス首都区内の地下鉄車内において,邦人女性が肩からリュックサックをかけていたところ,同リュックサックの中に入れていた携帯電話を盗まれる被害に遭いました。

(2)4月16日(金)午後4時頃,カラカス首都区内のショッピングセンターにおいて,邦人女性がリュックサックを背負って歩いていたところ,何者かに同リュックサックのファスナーを開けられ,中に入れていた財布を盗まれる被害に遭いました。

2.注意事項

(1)地下鉄の車内,駅構内やショッピングセンター等人混みの多いところでは,スリやひったくりの被害が多発しています。地下鉄では急に前を歩いていた人がしゃがみ込み,通行を邪魔している間に真後ろに続いていた仲間が鞄から盗む金品を手口があります。また,エスカレーターは身動きが取れないことから,スリの被害に遭いやすい場所とされています。
  鞄は必ず身体の前に抱え込むように持ち,バッグのベルト部分にあるポケットのように身体の背面になる所には何も入れないようにして下さい。エスカレーターに乗るときは,真後ろにいる人の動きに注意し,横を向くような姿勢で乗るようにして下さい。

(2)ショッピングセンター等人混みの多いところを歩くときは,ウィンドショッピングに没頭することなく,何者かに狙われていると常に警戒しながら歩くようにして下さい。

(3)犯罪者は,レジでお金を支払う際に取り出す財布の中身を遠いところから見て,被害者を決めます。必要以外の現金は財布に入れないようにして下さい。また,多額の現金を持ち歩くときは小分けにして持ち歩くようにして下さい。

 

 

平成22年5月12日

  衛生情報

  ベネズエラ国内におきまして蚊等を媒体とする感染症(デング熱,マラリア,シャーガス病)が流行しております。当地に滞在されている方は十分ご注意下さい。

1.デング熱

  症状:高熱(38〜40℃)が5〜7日間続き,頭痛,関節痛,筋肉痛,悪寒を伴う。その後はしかのような発疹が認める事が多い。

  予防方法:予防接種や予防薬がないため,蚊に刺されないようにする事が唯一の予防法です。また,デング熱を媒介する蚊は古タイヤの溝などのわずかな水たまりで繁殖するため都市部でも多く存在しますので肌の露出した部分には昆虫忌避剤(DEET、ピカリジン(picaridin ; KBR 3023)、レモンユーカリオイル 、PMD 、IR3535といった有効成分のうちの1つを含む虫除けスプレーやクリーム)を塗布するのが良いでしょう。

  一般にデング熱は風邪のような症状で軽快することがほとんどですが、幼児等では重症化しデング出血熱になることがあります。このため解熱剤としては出血傾向のあるアスピリンではなくアセトアミノフェンを使用した方がよいでしょう。

2.マラリア

  症状:高熱,顔面紅潮,呼吸切迫,結膜充血,嘔吐,頭痛,筋肉痛,貧血,脾臓が腫れる。

  予防方法:予防薬の服用もしくは蚊に刺されないようにする事です。デング熱と同じ様にマラリアを媒介する蚊は古タイヤの溝などのわずかな水たまりで繁殖するため都市部でも多く存在しますので肌の露出した部分には昆虫忌避剤(DEET、ピカリジン(picaridin ; KBR 3023)、レモンユーカリオイル 、PMD 、IR3535といった有効成分のうちの1つを含む虫除けスプレーやクリーム)を塗布するのが良いでしょう。

  マラリアはまだワクチンは開発されていません。また、抗体がない方が罹患すると重症化しがちです。そこで汚染地域に行く場合には予防薬が必要になります。予防薬としては現在古典的なクロロキン、メフロキン、マラロンがあります。クロロキンは耐性菌が多く副作用が強い事から現在はあまり使用されおらず、マラロンはまだ日本では認可されていません。そこでメフロキンを服用することになります。メフロキンは週1回の服用でよいのですが、注意点として汚染地域に行く1週間前から服用し汚染地域を離れてからも4週間飲み続ける必要があります。

3.シャーガス病

  症状:7〜10日程度の潜伏期間の後,高熱,倦怠感,頭痛の初期症状がみられ,無症状の時期を経て心肺機能障害や消化器系障害をおこす可能性があります。

  予防方法:チポ(CHIPO)と呼ばれる昆虫(サシガメという吸血虫)により媒介します。この昆虫に刺されるもしくは昆虫の糞が付いた食品を摂取する事により発症するため,刺されないようにするとともに食品をよく洗浄する事をお勧めします。また、チポの多くは土壁や藁葺き屋根の住居に潜んでいます。このような建物での宿泊を避けることも必要です。

  治療はニフルチモックス又はベンズニダゾールで行いますが,感染直後しか効果がなく,副作用が大きい。

 

 

平成22年4月20日

安全情報 No.14/2010

 (誘拐事件に対する注意喚起ついて)

 最近、治安機関より、カラカス首都区チャカオ市内の会員制スポーツクラブ周辺で誘拐事件が多発しているとの情報が寄せられています。下記の状況をご参考頂き、御注意願います。
 
                      記

1.発生場所

 チャカオ市ロス・パロス・グランデス地区 セントレ・カタラ スポーツクラブ

2.状況

(1)治安当局の情報によりますと、同スポーツクラブ周辺において、この半年間で8件の誘拐事件が発生したそうです。夜間利用時の会員が狙われており、特に同スポーツクラブ駐車場が満車で、外の道路に駐車している会員が狙われているそうです。同スポーツクラブはコタ・ミル(カラカス首都区北部を横断している高速道路)沿いにあるため、周辺の通過車両は少なく、更に高速道路を走行する車の騒音等で多少の物音も気付かれないようです。

(2)誘拐の手口としては、外に駐車している車に乗り込む瞬間に誘拐するか、駐車場から出てきた車を尾行し、途中で誘拐するという手口のようです。ただ、これら8件の誘拐事件はいずれも治安当局に対して通報されていないことから、治安当局が、他の犯罪捜査段階で得た情報とのことです。

3.注意事項

(1)同スポーツクラブ周辺は、入口付近が行き止まりとなっているため、通過車両が少ない、特に夜間は人通りが全く無くなる状況です。従いまして、昼間帯であっても単独での利用及び夜間の利用は極力注意するようにして下さい。

(2)犯罪者が使用している車は、高級車(少なくとも被害者と同等以上の車)を使用しています。付近に不審な高級車が駐車しているときは、特に御注意下さい。

(3)治安当局からの情報では、犯罪者は月曜日と木曜日に犯罪を実行する傾向があるようです。理由は、犯罪者といえども週末を遊んで暮らすために、週初めの月曜日に犯罪を犯し、現金を手にしようとするそうです。仮に月曜日に犯行を実施できなかったり、手にした現金が少ない場合、木曜日に再度犯罪を行い、金曜日の夜から週末にかけては遊びたいとしているからのようです。従いまして、今後特に月曜日と木曜日につきましては、昼間帯の行動も含め御注意下さい。

 

平成22年4月9日

安全情報No.13/2010

 (マイケティア国際空港における犯罪について)

 先日、マイケティア国際空港において日本からの出張者が帰国時に詐欺被害に遭い、パスポートを紛失する事案が発生しました。下記の状況をご参考頂き、御注意願います。

1.状況

(1)4月初旬、日本からの出張者が帰国のため、航空会社カウンターでチェックイン後、出国カードを記載しようとした際、空港職員の身分証明書を携帯した男性が、「出国カードを記入してあげるので、カードとパスポートを貸しなさい。私が出国カードを記入すれば、別のゲートから優先的に出国することが出来る」と話を持ちかけ、出国カードとパスポートを受け取りました。

(2)その後、付近で出国カードの記入を始めますが、出国カードとパスポートを返却しないまま、空港使用料を支払う必要があると説明し、被害者と共に使用料を支払い、再度出国カードを記入するため、別の場所に移動します。そこで、男は、先ほど返したパスポートをもう一度見せてくれと話してきますが、出張者は一度もパスポートを返却してもらっておらず、被害に遭ったと気付いた状況です。

(3)この移動の間、この男の付近には数名の者が接近した形跡もあり、その際にパスポートを受け渡したのではないかと考えられます。本件については、同空港の国家警備軍に直ぐに通報し、捜査を開始したところ、仲間が通報されたことに気付いたのか、全く別の場所から拾得物として届けられ、出張者は無事出国することが出来ました。

2.注意事項

(1)マイケティア国際空港の職員の中には、実際に少額のお金で出国カードを記入する者がいるようですが、こうしたサービスは絶対に受けないようにして下さい。また、通常の出国方法以外に特別な出国方法はありません。

(2)日本から来られた出張者の方が帰国される際は、必ず当地の駐在員若しくは現地職員等が出国ゲートを通過するまで責任を持って見送るようにして下さい。

(3)パスポートは、決して第3者に預けないようにして下さい。やむを得ない理由でパスポートを預ける場合であっても、決してパスポートから目を離さないようにして下さい。

(4)空港内では、知らず知らずのうちに第3者の荷物(主に麻薬等)を鞄等に入れられ、運び屋に仕立てられている犯罪手口もあります。第3者から荷物を預からないことは当然ですが、自分の荷物から決して離れないようにして下さい。

 

 

平成22年4月5日

安全情報 No.12/2010(強盗事件の発生について)
 

1.事件内容

(1)4月3日(土)午後10時30分ころ、スクレ市のマンションで邦人夫妻がけん銃で武装した8名位の強盗被害に遭う事件が発生しました。

(2)犯人グループは、同マンションの管理人を脅迫し、被害者宅の玄関を開けさせると同時に室内に侵入し、ご主人にけん銃を突きつけ、米ドル現金を要求してきましたが、米ドルが無いことが判明すると、ボリバル現金、貴金属及び薄型テレビを強奪したあと、被害者の手を縛り、管理人室に他の被害者と共に監禁し逃走しました。

(3)犯人グループは、他にも同マンションの2世帯に同様の手口で押し入り、それぞれの被害者宅から米ドル現金を強奪しています。

2.注意事項

(1)今回犯人グループは、管理人に対し指定した被害者の自宅を案内させるなど、予めマンション内の富裕層に的を絞って行われた犯行と思われます。同マンションは、現在別の一室で長期間の工事が行われており、同室の所有者が工事関係者にマンション入り口の鍵を貸与していることから、工事関係者が事件に関係している可能性があります。従いまして、如何なる理由であっても、自宅の鍵を第三者に貸与しないよう、また不用意にドアを開ける事のないようにして下さい。

(2)犯人グループは、被害者をマンション駐車場まで連れて行き、所有車の車種を確認しています。その際、他に駐車してある高級車(四輪駆動車)の所有者を聞き出すなど車種でターゲットを選定しています。なお、これまでの同種犯罪の傾向から見て、セダンタイプ車の方が、犯罪者から目を付けられる可能性が低いようです。

(3)犯人グループからは、日本人のような外国人は、常に多額の米ドルを所持していると見られています。必要以上米ドルを所持することは危険です。また、やむを得ず自宅に米ドルを置かなければいけない場合は、小分けにして目立たないようにした方が賢明です。

(4)昨年12月には、短期邦人旅行者が襲われ、けん銃で発砲され死亡する事件も発生するなど、特に連休期間中は事件が多発・悪質化しておりますので、十分御注意下さい。

 

 

平成22年3月18日

安全情報 No.11/2010

(地下鉄職員の抗議活動について)

 昨日17日(水)、カラカス首都区チャカオ市地下鉄チャカオ駅付近で地下鉄職員による抗議活動が開催され、治安当局と衝突する事件が発生しました。

1.状況

  3月17日(水)午後3時、地下鉄の職員約200名が、チャカオ駅周辺に集合し、政府に対して、給料の賃上げと未払い分の支払いを求めた会合を開催しました。この会合には、カラカス首都圏警察の警察官30名が配置され、午後6時頃、参加者に解散を指示しましたが、彼らは警察官の指示に従わず、更に暴力的な行動に出たため、警察部隊は参加者に向けて、催涙弾10発を発砲し強制的に解散させました。

2.注意事項

(1)警察部隊の催涙弾の発砲により、当時現場は異様な雰囲気となり、いざこざが多発しました。また、この影響でフランシスコ・ミランダ通りが一時的に通行出来なくなり、付近一帯では激しい渋滞となりました。既に安全情報No9でご連絡していますが、来週22日(月)にはバス運転手による12時間ストライキが予定されています。このストライキでは、どの場所で不測の事態が発生するか、見通しがつきません。従いまして、この時間帯は極力外出を避けるようにして下さい。

(2)催涙弾が近くで発砲された場合は、ハンカチ等で鼻を覆い、目も薄目の状態で速やかにその場から避難して下さい。また、車で通りかかったときは、窓は必ず閉め、空気の調整も室内循環にするようにして下さ い。

 

 

平成22年3月18日

安全情報 No.10/2010

(携帯電話を利用した新しい犯罪手口について)

 最近、携帯電話を利用した新しい犯罪の手口が確認されています。下記の内容をご参考頂き、御注意願います。

1.犯罪の手口

  犯罪者が携帯電話に架電してきた際に、応答ボタン(緑色)若しくは切断ボタン(赤色)を操作した時点で、携帯電話のアカウントに侵入されてしまうものです。仮に仕事で使用されている携帯電話が被害に遭った場合、その携帯電話が不法に使用されるのは当然ですが、転送システム等に登録されている場合は、同システムに登録されている他の全ての携帯電話も同様の被害に遭う恐れがあります。

2.対応策

(1)この手口の電話が架かってきた時は、携帯電話の発信者を表す画面には「INVIABLE」と表示されます。この文字が表示されたときは、携帯電話のボタン等には一切触れず、ただ相手側が切断するのを待ってください。

(2)現在は「INVIABLE」が表示されるとの情報ですが、この文字の他にも同様の手口に使用されている文字が存在すると思われますので、身に覚えのない表示がされた電話には一切応対しないようにして下さい。

 

 

平成22年3月17日

安全情報 No.9/2010 (カラカス首都圏路線バスのストライキについて)

 3月22日(月)カラカス首都圏の路線バス(メトロバスを除く)でストライキが予定されています。

1.実施日時

  3月22日(月)午前0時から正午までの間(12時間)

2.実施路線

 カラカス首都圏内82路線(政府に運行申請を行い、許可されている路線のみ。メトロバスは除く)

3.実施目的

  運賃値上げ及びバス運転手の安全対策要求。

4.ベネズエラ政府対応

  政府は、ストライキの期間中、地下鉄及びメトロバスの増便、軍や警察のバスで代替輸送を予定。

5.治安当局対応

  国家警備軍、カラカス首都圏警察、ボリーバル国家警察、カラカス首都区各市警察(リベルタドール、チャカオ、スクレ、エル・アティージョ、バルータ)警察官による対象路線のパトロール強化。

 6.注意事項

  ストライキ期間中は、バスに乗車できない市民等により、不測の事態が発生する可能性も考えられますので、同期間中の外出は極力控えるようにして下さい。

 

 

平成22年3月12日

安全情報 No.8/2010 (地下鉄における治安悪化)

 最近、カラカスの地下鉄における治安が悪化しております。現状について取りまとめましたので下記をご参考に、外出時には十分御注意下さい。

1.現状

  今年に入り、カラカスの地下鉄車内及び駅構内における治安が悪化しております。1月5日には、マネラ駅とルイス・ピネダ駅間を走行中の地下鉄車内で3人組の武装集団が、1車両の乗客約20名を脅し、現金、腕時計、携帯電話等を強奪する事件が発生しました。

  最近の地下鉄車内及び駅構内における犯罪手口は大きく分けてスリ、ひったくりと強盗の3種類で、

○ ラ・オジャーダ駅でのスリ被害

○ プラサ・ベネズエラ駅構内のエスカレーター利用時にナイフで脅され携帯電話と財布を強奪

○ カリクアオ駅とエル・シレンシオ駅間を走行中の車内でけん銃強盗

○ エル・シレンシオ駅構内エスカレーター利用時にすり被害

○ カピトリオ駅において6人組による強盗

○ チャカオ駅におけるひったくり被害

 等の事件が発生しています。

  昨年も邦人の方が、9月1日、パルケ・デ・エステ駅入口付近で強盗傷害、11月30日、ガト・ネグロ駅でひったくりの被害に遭われています。

2.治安当局の対応

(1)現在、カラカスの地下鉄については、カラカス首都圏警察(PM)が治安維持に当たっています。特に1月19日からは、スクレ地区とカティア地区の駅に64名の警察官を配置していますが、彼らは常駐していません。他の駅にも、警察官は配置されているようですが、配置する警察官の数にも限りがあり、更に常駐も出来ていないことから、余り姿を見ることが出来ない状況です。

(2) 警備員については、計300名の警備員が各駅で警戒に従事していますが、彼らは犯罪抑止のための武器等を携帯していないことから、警備員の存在自体に犯罪の抑止効果が期待できない状態となっています。更に、各駅には約20台の防犯カメラが設置されていますが、各駅で1日3件から10件の犯罪が発生している状況を考えますと、防犯カメラも犯罪の抑止に効果が無いようです。

3.注意事項

現在では、ガト・ネグロ駅、プラサ・スクレ駅、ペレス・ボナルデ駅、プロパトリア駅で犯罪が多発しているようですが、チャカオ駅でも犯罪の被害は発生しています。従いまして、次のことに注意をして下さい。

(1) 極力地下鉄は利用しない。

(2) 利用せざる得ない場合でも、単独での利用は避ける。

(3) エスカレータでは、スリに注意する(身動きが取れないため被害に遭いやすい)。

(4) 階段では、ひったくりに注意する(特に一瞬人気が無くなった時に被害に遭いやすい)。

(5) 高価な装飾品(腕時計や携帯電話を含む)を身につけない。また、必要以上の現金を持ち歩かない。

 

 

平成22年3月5日

安全情報 No.7/2010(誘拐事件対策について)

 昨年以降、身代金目的誘拐事件(短時間誘拐を含む)が多発しておりますが、本年に入っても引き続き増加傾向にあります。最近の誘拐事件の傾向や対策について取りまとめましたので下記をご参考に、外出時には十分御注意下さい。

1.発生地域の変動

  カラカス首都区では、今まではセントロ地区周辺での発生が大半でしたが、最近は、多数の邦人の方が居住しているメルセデス地区、チャカオ市内でも発生するようになりました。原因としては、犯罪者集団から見た場合、富裕層が多いこの地域は、容易に現金を得やすい地域と考えられているためと思われます。

2.危険場所

  誘拐事件の発生場所として狙われがちなのは、レストランから出た時の駐車場と自宅へ車で戻ってきた時が大半を占めています。

3.新たな手口

  最近、エクストルシオン(Extorsion)と呼ばれる手口での犯行が増加しています。これは、予め子供等の特徴を調査しておき、電話をかけて子供の特徴を話した上で、誘拐されたくなければ現金を支払えという恐喝のような犯罪です。この場合、一度現金を支払うと更に上乗せしてくることから、必ず警察に通報するようにして下さい。

4.防衛対策

  (1)行動パターンを察知されない

  短時間誘拐は、偶発的な事件ですが、身代金目的誘拐に関しては、犯罪者集団は、入念に被害者の事前調査を行っています。毎日の行動パターン、資産、家族構成は当然調査済みですが、中には銀行口座まで調査している場合もあります。従って、毎日同じ行動パターンを決してとらないようにして下さい。また、派手な服装や装飾品も外出時は身に付けないようにして下さい。

 (2)尾行に注意する

  皆様の行動パターンを調査する場合、犯罪者集団は、必ず尾行をします。特に車による尾行には十分注意して下さい。同じ車や単車に尾行されているように感じる時は、降車せず、常に車を走らせて下さい。場合によっては、違反を覚悟で信号無視をすることも必要です。また、不審車両に尾行されているような時は、自宅の場所を察知されないために、自宅とは反対の方向に車を走らせるなど注意して下さい。

 (3)レストラン等の駐車場に駐車するときは、なるべく警備員の視界に入る場所に駐車するようにして下さい。また、自宅に戻ったときは、自宅の直前から尾行している車がいないかを確認し、停車することなく駐車場に入るようにして下さい。特に駐車場のゲートがリモコン式の場合は、後続車が続いて入って来ないよう、自分の車を使ってブロックし、ゲートを閉めるようにして下さい。

 

 

平成22年2月11日

安全情報 No.6/2010 (政府派デモ行進の実施について)

 首都圏警察からの情報によりますと、2月12日(金)政府派のデモ行進が予定されております。

 デモ行進に関する交通規制については、今のところ実施するとの情報は入っておりませんが、会場周辺各道路の交通渋滞等が予想されますので、邦人の皆様方におかれましては、下記方面への外出を控えることをお勧め致します。

1. 政府派デモ

(1)実施日時

   集合時間:2月12日(金)午前9時00分

   集合場所:ボリーバル大学(UBV)(所在地:ロス・チャグァラモス)及びUNEFA(所在地:チュアオ)

   行進開始時間:2月12日(金)午前11時00分

(2)行進ルート

   第1ルート:トレス・ガルシア広場〜ロス・エスタディウム通り〜ベネズエラ広場〜コロン通り〜ボリーバル通り〜ミラフローレス

   第2ルート:アンドレス・ガララーガ通り〜ラ・ホジャ通り〜フランシスコ・ミランダ通り〜チャカイート〜ベネズエラ広場〜コロン通り〜ボリーバル通り〜ミラフローレス

2.参加団体

  PSUV(ベネズエラ統一社会党)

3.参加人数

   約15,000人

4.参加目的

  革命を志す若者の日と勝利への戦い

5.警備体制

 (イ)首都圏警察   約600名

 (ロ)国家警備軍   約600名

 (ハ)救急車          5台

6.注意事項

  今回のデモは、政府支持者の若者によるデモとなります。現在のところ、反政府派の学生によるデモの情報は有りませんが、いずれかの場所で突発的に実施される可能性もありますので、テレビ・ラジオ等からの情報には十分注意してください。

 

 

平成22年2月2日

安全情報 No.5/2010 (政府派デモ行進の実施について)

 首都圏警察からの情報によりますと、2月4日(木)政府派のデモ行進が予定されております。

  デモ行進に関する交通規制については、今のところ実施するとの情報は入っておりませんが、会場周辺各道路の交通渋滞等が予想されますので、邦人の皆様方におかれましては、下記方面への外出を控えることをお勧め致します。

1. 政府派デモ

(1)実施日時

   集合時間:2月4日(木)午前11時00分

   集合場所:リベルタドール市 ベネズエラ広場

   行進開始時間:2月4日(木)午後1時00分

(2)行進ルート

   アカシアス通り〜ウニベルシタリア通り〜ロス・シンボロス通り〜ロス・プロセレス通り

2.参加団体

  PSUV(ベネズエラ統一社会党)

3.参加人数

   約15,000人

4.参加目的+

  チャベス大統領就任11周年及びクーデター記念

5.警備体制

 (イ)首都圏警察    約600名

 (ロ)新首都圏警察  約200名

 (ハ)国家警備軍    約600名

 (ニ)救急車            5台

6.注意事項

  同日、学生を中心とする反政府派のデモも予定されています。しかし、安全情報?bSでもお知らせしましたとおり、反政府派は詳細な情報を公にしていないため、治安当局でも「ベネズエラ中央大学」に集合するのみの情報しか把握していません。従いまして、同大学周辺及びデモ行進ルートと成り得るメイン通り周辺には決して近づかないようにして下さい。

 

 

平成22年1月29日

安全情報 No.4/2010

 (政府派・反政府派による集会・デモ行進について)

 本年1月24日(日)、Conatelがラジオ・テレビ社会責任法違反により、RCTV社を放送停止処分にして以降、連日、政府派・反政府派による集会・デモ行進が頻発しております。

 デモ行進に関する情報は、首都圏警察から入手しておりますが、近時の反政府派は集会やデモの許可申請を行うことにより、政府派各種グループによる待ち伏せや治安機関の体制が強化されることを避けるため、許可を申請せず、ゲリラ的に集会・デモを行うようになっております。従いまして、集会・デモに関する当館からの安全情報が発出できない場合もありますので、邦人の皆様方におかれましては、ラジオ・テレビ等からの集会・デモ情報に御注意下さい。

1. 政府派による今週実施された集会

   日時:1月26日(火)午前9時00分〜

   場所:メルセデス通り(CONATEL)

   参加団体及び人員:ベネズエラ統一社会党(PSUV)、ベネズエラ愛国同盟党(UPV) 約100名

   目的:政府とRCTV閉鎖の支援

2. 反政府派による今週実施された集会・デモ

(1)日時:1月25日(月)午前10時00分〜

   場所:コタミル(集会のみ)

   参加団体及び人員:大学生 約600名

   目的:RCTVの支援

(2)日時:1月26日(火)午前9時00分〜(※午前10時30分〜デモ開始)

   場所:ブリオン・チャカイート広場(集会場所)〜メルセデス通り(CONATEL)〜チャカオ市内(公共住宅省)

   参加団体及び人員:大学生 約300名

   目的:RCTVの閉鎖に対する抗議及び言論の自由

(3)日時:1月27日(水)午前9時00分〜

   場所:ミランダ広場(集会のみ)

   参加団体及び人員:大学生 約300名

   目的:RCTVの支援

(4)日時:1月28日(木)午前9時00分〜午後5時00分

   場所:UCAB(集会のみ)

   参加団体及び人員:学生 約500名

   目的:RCTVの支援

(5)日時:1月28日(木)午前10時00分〜

   場所:マルケス通り電力公団事務所前(集会のみ)

   参加団体及び人員:学生 約200名

   目的:RCTVの支援及び電力制限への抗議

3. 注意事項

(1)実際にはこの他にも各地で集会やデモが実施されています。上記情報は、首都圏警察が把握している集会やデモのみであり、中には把握していないものや、把握はしているが詳細な状況が不明なものがあります。

(2)RCTV等に関するデモは、未申請で行われるため、ルートも流動的です。また、治安当局も十分に把握出来ていないことから、政府派と反政府派が衝突した場合は、かなりの混乱が予想されます。また、警備に当たる治安当局も催涙弾やプラスティック弾を発射するなど強硬手段に出ているケースが増えています。

 従いまして、外出中に不特定多数の人間が多く集合している場所に遭遇した場合は、速やかにその場から離れるようにして下さい。

 特に、CONATEL、電力公社等では今後も集会やデモの実施が予想されますので御注意下さい。

 

 

平成22年1月21日

安全情報 No.3/2010 (反政府派デモ行進の実施について)

 首都圏警察からの情報によりますと、1月23日(土)反政府派のデモ行進が予定されております。デモ行進に関する交通規制については、今のところ実施するとの情報は入っておりませんが、会場周辺各道路の交通渋滞等が予想されますので、邦人の皆様方におかれましては、下記集会場方面への外出を控えることをお勧め致します。

1.実施日時

   集合時間:1月23日(土)午前10時00分

   集合場所:ベネズエラ広場、アルフレッド・サデル広場(ラス・メルセデス地区)

   行進開始時間:1月23日(土)午前11時00分

2.行進ルート(2ルート)

   Aルート:ベネズエラ広場〜リベルタドール通り〜フランシスコ・デ・ミランダ通り〜パルケ・デル・エステ〜ペターレ駅

   Bルート:アルフレッド・サデル広場〜チャカイート〜フランシスコ・デ・ミランダ通り〜パルケ・デル・エステ〜ペターレ駅

3.参加団体

   反政府派団体

4.参加人数

   約3,000人

5.参加目的

   政府(治安、水・電力不足等)への抗議

6.政府派集会警備体制

 (1)首都圏警察     約300名

 (2)スクレ市警察    約100名

 (3)バルータ市警察   約100名

 (4)チャカオ市警察   約100名

 (5)放水車          2台

  (6)救急車          4台

 

 

平成22年1月19日

安全情報 No.2/2010 (政府派デモ行進の実施について) −1月21日改訂版−

  首都圏警察からの情報によりますと、1月23日(土)政府派のデモ行進が予定されております。デモ行進に関する交通規制については、今のところ実施するとの情報は入っておりませんが、会場周辺各道路の交通渋滞等が予想されますので、邦人の皆様方におかれましては、下記集会場方面への外出を控えることをお勧め致します。

1.実施日時

   集合時間:1月23日(土)午前08時00分

   集合場所:CANTV本社、国立職業訓練校(ヌエバ・グラナダ通り)、
スクレ広場(リベルタドール市)

   行進開始時間:1月23日(土)午前10時00分

2.行進ルート(3ルート)

   Aルート:CANTV本社〜リベルタドール通り〜ウルダネテ通り〜オ・レアリ広場

   Bルート:国立職業訓練校〜ヌエバ・グラナダ通り〜フエルサス・アルマーダス通り〜レクナ通り〜ミランダ広場〜オ・レアリ広場

   Cルート:スクレ広場〜スクレ通り〜オ・レアリ広場

3.参加団体

   PSUV(ベネズエラ統一社会党)

4.参加人数

   約15,000人

5.参加目的

   1月23日記念行事(ペレス・ヒメネス独裁政権崩壊の日)

6.政府派集会警備体制

 (1)首都圏警察   約300名

 (2)国家警察    約200名

 (3)国家警備軍   約600名

 (4)救急車        4台

 

 

平成22年1月11日

安全情報 No.1/2010

(地下鉄駅構内及び車内における強盗事件の多発について)

1.事件内容

(1)1月5日、地下鉄マネラ駅ルイス・ピネダ駅の車内で、けん銃等で武装した3人組が車内の乗客約20名を脅し、現金、腕時計、携帯電話等を強奪する事件が発生しました。

(2)この他にも、地下鉄では小規模な事件が続発しており、昨年も邦人の方が、9月にミランダ駅前路上に於いて強盗事件、11月にガト・ネグロ駅構内に於いてひったくりの被害に遭っています。

2.注意事項

(1)地下鉄には、首都圏警察の警察官が配置されていますが、数に限りがあるため、発生する犯罪に対応し切れていないのが現状です。また、地下鉄の警備システム自体、4路線42駅全てに十分な設備が施されておらず、警備員もけん銃等の武器を携帯していないため、犯罪に対する抑止効果は機能していると言えない状況です。

(2)従いまして、地下鉄は区間に関わらず、極力利用しないで下さい。やむを得ず利用する場合も、単独による利用は避け、十分周囲の状況に注意して下さい。

(3)人通りの多い場所では、スリが多発しています。ズボンのポケットに財布等は決して入れたまま地下鉄を利用しないで下さい。また、ポーチ等を所持しているときは、ポーチ自体を身体の正面に抱きかかえるようにして下さい。

(4)人通りの少ない場所では、強盗、ひったくりが多発しています。人通りの少ない場所を通行するときは、直前から不審者が付けていないか、対向から不審者が歩いてこないか等に注意して下さい。もし、不審だと思ったときは、人混みのある場所まで引き返すようにして下さい。

(5)地下鉄に限らず、路線バスも治安上危険ですので、利用しないようにして下さい。

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